子どもの上達のために親がすべきこと

「せっかくピアノを習うならできるだけ上手になってほしい。」とすべての親御さんが思っておられると思います。
お子さんの上達のためには親御さんのサポートが大きな役割を果たします。では親はどのように子どものピアノとかかわっていけばよいのでしょうか?

5つのポイントを解説します。

目次

練習を促す声がけ

ピアノを弾く技術を習得するために何より必要なのは毎日の練習です。
最初は20分、30分ほどの少しの時間で構いません。とにかく毎日練習する習慣をつけることが大切です。
レッスンの前の日に慌てて1時間詰め込み練習するなら、同じトータル1時間を毎日10分6日間に分けて練習する方が効果があります。
(もちろんもっと練習時間が多いほうが良いですけど…)

パウゼちゃん
パウゼちゃん

ピアノは好きだけど練習は好きじゃないの~

パウゼちゃんのようなお子さんは多いです(苦笑)
でも毎日「この時間はピアノを練習する時間」と決めて習慣化させると
「今日はピアノを弾いていなくて
気持ち悪い」とお子さん自らピアノに向かうようになっていきます。
お家での練習の習慣づけ、そのための声がけは一緒に暮らす親御さんにお願いするしかありません。

 

せいこ先生
せいこ先生

ピアノの練習が日課となるように導いてあげてください。

 

 

練習の確認

レッスンで先生に注意受けてその場でできるようになっても
次のレッスンまでにどうだったかを忘れてしまい、また元通りということがよくあります。
注意や練習方法が楽譜に書き込まれてあっても、レッスンノートに書かれてあっても
弾くことに必死になって書かれていることを見直さず、直さなければと思うことも忘れてしまい、次のレッスンで同じ注意を繰り返される。
また同じこと言わなきゃと先生はがっくり、また同じこと言われたと生徒はうんざり・・・
お互い残念な気持ちのレッスンになってしまいもったいないですよね。

日々の練習で

  • 前のレッスンで何を注意されたか
  • 直されたことを次のレッスンまでに直そうとしているか、そして修正できているか

を子どもが自分一人で意識して練習するのはなかなか難しいことなので
親御さんの力を少し貸して練習成果の確認をしてあげてください。
教え込む必要はありません。
「絶対に直していかなきゃ」と親御さんが詰め込みで修正をしてしまうと本人の理解と自覚が伴わないことがあり
正しく弾けているけど本人の本当の力ではないことを指導者が見落としてしまうということが起こりうるので
完璧を目指さずほどほどの手助けで十分です。
注意されたことが練習していても直っていなければ
「まだできてないよ、もっと気を付けて練習したほうがいいよ」と自覚を促す言葉をかけていただければと思います。

 

せいこ先生
せいこ先生

そのためにも特にお子さんが幼稚園、小学生の間は親御さんがレッスン内容を把握しておくと早い上達につながります。

 

 

ほかの子と比べない

「同じ教室の同じ学年の子はもうあんな曲を弾いている」
「同じクラスの○○ちゃんはコンクールに入賞したらしい」
などなどほかのお子さんの動向は気になるところとは思いますが
焦りは禁物です。それぞれのお子さんで伸びる時期は違うもの。
器用で勘がよくてパッとできるようになる子もいれば、じっくりコツコツやってじわじわ上手になっていく子もいる。
急にやる気になって急激にうまくなる時もあれば、スランプに陥ってなかなか成果が出ないときもある。
ほかの子とではなく自分のお子さんの昨日と今日、去年と今年を比べてほしいと思います。
進歩していればほめる。停滞していれば発破をかけたり、悩みを聞いたりしてあげてください。
ライバルがいて切磋琢磨することも上達のきっかけにはなりますが
周りのことは気にしすぎずにその子なりのペースで成長していくのを長い目で見守ってあげてほしいと思います。

ほめる・喜ぶ・応援する

練習を頑張って上達したなと感じたら大いにほめてあげてください。
自分の頑張りが評価されることはさらなるやる気につながっていきます。
発表会などで演奏を聴いて成長を感じたらそのうれしさ、喜びをお子さんにたくさん伝えてください。
自分の演奏が自分の大切な人を喜ばせることができるということは子どもにとっても大きな喜びなのです。
たとえ練習ほど本番でうまく弾けなかったとしてもそこまでの努力を評価してあげてください。
特にコンクールなどでは悔しい結果となることもままありますが練習を頑張った分だけ確実に実力はついています。

 

せいこ先生
せいこ先生

結果よりも過程が大切です。
結果がどうあろうと頑張るあなたを応援しているよと伝えてください。


それが自己肯定感を育み、
次のステージに向かって努力を続ける原動力となるのです。

 

音楽に触れる機会をなるべくたくさん作る

コロナ禍の今の時期には難しいことですが
安心してイベントにも出かけられるようになったらぜひいろいろなコンサートに出かけて生の音楽に触れる機会を作っていただきたいと思います。
ピアノのコンサートだけではなく、オーケストラ、室内楽、吹奏楽、合唱などなどいろいろな音楽を聴き、親しんでほしいです。
ピアノは基本的に一人で練習し、演奏することがほとんどなので
合唱などお友達と一緒に
音楽をともに作る楽しさも経験しておくとこれからの成長の糧となります。
ピアノを弾くだけではなく、様々な音楽体験の機会を作ってあげてほしいと思います。

せいこ先生
せいこ先生

でももうしばらくは演奏会代わりにお家でCDを聴いたり

テレビやネットの音楽番組などをお子さんと一緒に楽しんでくださいね。

現代は共働きのご家庭が増え、ご両親とも忙しいことが多いと思いますが
一緒にピアノを、音楽を楽しみながら無理のない範囲で、でもできる限り
5つのサポートをお子さんの上達、成長のためにしてあげてください。

 

せいこ先生
せいこ先生

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