曲を仕上げるー流れを止めるな! 

練習のヒント

新しい曲を譜読みしているときや、うまく弾けない箇所があるときは曲の途中で止まりながら練習をすることになりますが、曲を仕上げる段階になったら「音楽の流れを止めずに最後まで弾く」ことが重要になります。まじめな人ほどミスを気にしてその度に止まったり弾き直しをしてしまいやすいですが、ミスすることよりも音楽の流れを止めてしまうことの方が演奏する上で重大な過ちです。何があっても流れを止めずに一曲を通して弾ききるための心構えと練習の仕方を解説します。

 

曲を仕上げるとは?

「人前でその曲の演奏を披露できる状態にする」ということです。
人前での演奏する機会は発表会、コンクールのような大きな本番のこともあれば
家族やお友達など親しい人まえであることもあるでしょう。
レッスンで先生に最初に通して聴いてもらうこともその一例です。
ではどういう状態なら人前で演奏してよいのでしょうか?

音楽は時間の芸術です。
曲が始まってから終わるまで常に時間が流れていきます。
止まったり逆行することはありません。
普段のレッスンでも先生に注意されたことを直し、その曲のあるべきテンポで最後まで止まらずに弾けるようになったら丸をもらえると思います。
(多少のおまけはあると思いますが)

発表会やコンクールなど人前で演奏を披露するとき
演奏を一旦始めたらその曲のテンポ感で
時間を止めずに最後まで弾き通すしかありません。
誰かに演奏を聴いてもらうことには、その曲が終わるまで時間の流れを止めずに演奏を全うする責任があるのです。

人前での演奏時の心構え

最初の一音を出す前に覚悟する

最初の音を出してしまったらもう時間を止めることはできません。
どういうテンポで弾くのか、どういう音量で、音色で始めるのかしっかりイメージをし
そのための手と指の準備ができたら
最後まで何があっても弾ききるぞと覚悟を決めて
第1音を出しましょう。

過去は振り返らない

ミスはないに越したことはありません。
なるべくミスを少なくし精度を上げるための練習は常にしなくてはいけません。
そのための練習の仕方はこちらの記事を参考にしてみてください。

しかし私たちは機械ではありません。
人間なのでミスをしてしまうことはどうしたってあります。
出てしまった音は取り消すことができません。
やってしまったら仕方がない。
過去は振り返らず前を見て次の音から正しく弾くことを心がけましょう。

たすてちゃん
たすてちゃん

ミスした動揺を引きずらないで気持ちをすぐ切り替えることが大切よ。

自己申告しない

まじめな人ほど間違いを訂正せねばと思ってしまい止まって弾き直す傾向がありますが
ミスは弾いている本人ほど聴いている人は気にならないです。
というか気づかないことが多いです。演奏者が自己申告しなければ。
自分以外で気づくのはせいぜいいつも練習を聴いている家族と先生くらいです。
「今間違えました。直します。」と正直に言う必要は全くありません。

パウゼちゃん
パウゼちゃん

知らん顔してごまかしちゃえ~(笑)

普段の生活では、例えば何かを壊してしまったりしたら
「ごめんなさい、私が壊しました。」ときちんと言って謝らなくてはいけませんが
演奏するときはどんなに間違えても自分から白状しない。謝らない。
「この音が正しいのよ」というような顔をして知らんぷりして弾き続けましょう。

せいこ先生
せいこ先生

そういうところは図々しく、図太くなってくださいね(笑)

暗譜がわからなくなったら

ピアノソロの場合人前で弾くときは暗譜で弾かなければならないことがほとんどです。
(暗譜の仕方についてはまた別記事で触れます)
本番で緊張して弾いているとふといつも何気なく弾いていたところの音がわからなくなることがあります。
でも次の音がわからなくなっても決して演奏をやめないこと。
作曲してもいいから正しい音に戻ってこられるまでとにかく何かの音を弾き続けましょう。

一曲を弾きとおす練習

片手練習や部分練習を積み重ねてある程度弾けるようになってきたら
1日1回通して弾く練習を取り入れてください。
1曲の間集中力を保ち続けるのは初めはなかなか難しく
部分的に練習していた時には問題なく弾けていたところが通した時にはうまくいかなくなってしまうこともあるでしょう。

えんてくん
えんてくん

でも流れは止めないで最後まで弾こうね


でもそれで弾けているつもりだったけれどまだ不安定なところを見つけることができます。
集中力の持続も通し練習を繰り返すうちにだんだんとできるようになっていきます。
ミスへの対応の仕方、正しい音への復帰の仕方もうまくなっていきます。

ただテンポで通し練習ばかりしているとごまかし方だけがうまくなっていって演奏の端々が荒れてくるので
部分練習や片手、ゆっくり練習も本番まで常に並行して続けてくださいね。

 

 

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