楽語を知ろう おすすめの辞典も紹介します

おすすめの本

楽譜には音符や休符だけではなく速度や強弱、表情や奏法を表す言葉が書かれています。楽語(音楽用語)と言いますが記号になっているものもあります。日本語で書いてくれていればよいのですが、残念ながら外国語なので、その意味を知り覚えていくことが作曲者の意図をくみ取り、正しく表現するために必要になります。どのように意味を調べればよいかと、おすすめの辞典をご紹介します。

楽語って何語?

ほとんどはイタリア語

パウゼちゃん
パウゼちゃん

ドイツ語だと思ってた~

せいこ先生
せいこ先生

そう言う人多いね。バッハとかベートーヴェンとか有名な作曲家にドイツ人が多いからかな?(笑)

 

ModerartoやAllegroなどの速度を示す単語も
フォルテ、ピアノ、crescendoのような強弱を指示する言葉も
dolceやcantabileなど表情を表すワードも
全部イタリア語です。

私たちが今演奏したりコンサートで聴いたりする曲は
バロック時代より後の音楽なのですが(1600年~1750年くらいまでのバッハやヘンデルが活躍した時代)
バロック時代よりもずっと前から音楽はあったし
音楽の中心地はずっとイタリアでイタリア語が音楽の世界共通言語だったのです。

たすてちゃん
たすてちゃん

日本ではドイツ人のバッハを「音楽の父」、ヘンデルを「音楽の母」と呼ぶから(母と言われるけどヘンデルは男性だよ!)ドイツが音楽の中心地と思ってしまいやすいけど、実はイタリアだったのね。

だからドイツ人もフランス人もイギリス人もアメリカ人も日本人も
皆基本的に音楽の指示はイタリア語で書くのです。

時代が下ると自国語で指示を書く作曲家も

ですが作曲家たちはだんだん複雑な要求を楽譜に書き入れるようになってきます。
そうなるとイタリア語が母国語でない人たちは自国語で指示を書きたくなってくる。
ベートーヴェンも後期になるとドイツ語で書いているところがあるし
シューマンも時々ドイツ語を使っています。
ドビュッシーはイタリア語とフランス語が半々くらい。
ラヴェルはかなりの割合でフランス語で指示を書いています。

そのほかの言語は英語を除いて音楽の面ではそれほど国際的ではないので
楽語としてはイタリア語、ドイツ語、フランス語の3か国語を理解できればよいと思います。

辞書で調べる

楽語として使われているイタリア語は音楽の専門用語というわけではなく
日常生活で普通に使われている言葉がほとんどです。

例えばPresto。
「とても速く」という意味ですが
本当に普段の生活で
「急ぎなさい!速くしなさい!!」と怒るときなどに
「Presto!Presto!!」と言います。

甘く、やわらかくという意味のdolce。
イタリアンレストランのメニューでデザートのところに
「Dolce」
と書かれてあるのを見たことないですか?
dolceとはデザート、スイーツの意味もあります。
デザートは甘いですよね?ドルチェはデザートと覚えておけば忘れませんよね?

楽典の本などに書かれている意味を丸覚えするよりも
本来のイタリア語の意味を(ドイツ語もフランス語も)理解するとより印象に残り覚えやすいと思います。
特に音楽を専門に学ぼうと思っている方には
イタリア語、ドイツ語、フランス語の3か国語の辞書を持つことをお勧めします。

お勧めの楽語辞典

えんてくん
えんてくん

もうちょっと手軽に音楽用語の意味を調べたいという方には
こちらの2冊の辞典をお勧めします!!

どちらの本も本来のイタリア語の意味にのっとって
シンプルにわかりやすくそれぞれの言葉や記号の意味が解説されているので
小学生から指導者まで使うことができます。
音楽史や音楽理論などのコラムも充実していて読み物として楽しみながら勉強することもできるので
どちらかを手元に持っていると非常に役立つと思います。

調べたら書き込む

そしてここが大事なところ!

知らなかった語句を調べたら、その場ですぐに意味を楽譜に書き込みましょう。
書くことによって、そして弾く度に書かれている意味を見ることによってその言葉があなたの記憶に定着していくので
本を見て「ああ、こういう意味ね」と思って満足しないで
必ず書き込んでください!!

どこかで見たことあるし調べたことあるけどどんな意味だったっけ?
と忘れてしまっていたらまた調べて書き込む。

せいこ先生
せいこ先生

そうやって楽譜に書かれていることをの意味をしっかりと読み取りながら
より豊かで深い表現をできるようになっていってくださいね。

 

せいこ先生
せいこ先生

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コメント

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