譜読みを正しく ~バーナムピアノテクニックで学ぼう 

教材・曲集

 

短く一見簡単な曲が並ぶバーナムピアノテクニック。でも意外と引っかけや落とし穴が多く、楽譜に書いてある通りにきちんと正しく弾くためには細部まで注意深く譜面を読む必要があります。リズム、拍節、拍子など楽譜の正しい読み方をバーナムピアノテクニックから学びましょう。

 

一定のテンポで数える

1拍を等分割する

第1巻 グループ1 第1番

 

 

こちらから何も言わずに弾いてもらうと大抵の方は最初の4分音符が速すぎて16分音符で崩壊します。(笑)
最初音が少ないのでつい速いテンポで始めてしまいがちですが、まず細かい音符をどういう速さで弾けるのかを考えてから出だしのテンポを決定しましょう。
これはどの曲でもいえることですが、一番難しい箇所を弾けるテンポからその曲の基本のテンポを割り出してください。

そして意外と難しいのが8分音符に変わるところ。
はじめ良いテンポで出ても、音の刻みがだんだん細かくなってスピードが上がっていくと思うと今度は8分音符が速くなりすぎてしまいます。
1拍をきちんと2等分、4等分してください。

 

第2巻 グループ2 第5番

1拍の中に3つ、4つ、5つと増えていくことで「少しはやく」「もっとはやく」というスピード感につながりますが1拍である4分音符のテンポは変わりません。
1拍の長さが揺らがないようにしっかり数えてくださいね。

 

たすてちゃん
たすてちゃん

メトロノームを使って練習するといいわよ。

音符の長さの関係を正しく把握する

第2巻 グループ1 第1番



1段目と2段目を「同じテンポで」弾きましょうと注意書きに書いてありますが
まず皆さん2段目からを倍のテンポで弾いていらっしゃる。(笑)
8分音符を16分音符と同じスピードで弾く人がほとんどです。
「同じテンポ」とは「1拍の長さが同じ」、つまりこの曲は4分の4拍子なので「4分音符の速さが同じ」ということです。
なので2段目からは1拍に音を2つだけにしてくださいね。

えんてくん
えんてくん

4拍子をきちんと数えながら弾いたら間違えなくなるよ。

第2巻 グループ1 第3番

カデンツのリズムに注意してください!
ここは大体皆さん4分音符の長さを2倍にして弾いてしまいます。
ハノン39番のスケールとカデンツの長さの関係(16分音符と4分音符)で何となく弾いてしまうようですが
先入観禁止です!!この曲でもきちんと4拍子を数えればミスを防げますよ。

パウゼちゃん
パウゼちゃん

この曲ではスラーの切れ目にも注意だよ~。
スラーの変わり目では息継ぎして音を切ってね~。

 

音・音域に注意

第2巻 グループ2 第3番

注意書きに「2オクターブとぶ」と書いていますが
正しい高さの音まで跳んでくれる人がなかなかいません。
オクターブ記号がなくても加線の多い高い音なので十分とんだ気になってしまうのかもしれませんが
しっかり正しい高さの音に着地してくださいね。
(跳躍のリズムにも気を付けましょうね。)

 

第3巻 グループ1 第5番


前出の「きちんとのぼろう」はユニゾンでしたが
よく見てね。この曲は左右ユニゾンではないですよ!

 

第3巻 グループ2 第8番

最後の左手の和音、そのまま弾いてしまいやすいですが音変わってますね。見落としがちです。

単純な曲ばかりなので「きっとこう進むだろう」と思ったところに時々このような落とし穴があるので
油断せずによぉ~く楽譜を隅々まで見てくださいね。

 

拍子を正確に表現する

強拍はどこ?

拍子を正確に表現するにはまずどこが強拍なのかを理解することが必須です。

第2巻 グループ1 第6番

5の指で弾く「ソ」が3回ありますがどの「ソ」が一番大事でしょうか?
青い丸の音にアクセントがつきやすいですがこの曲は8分の6拍子。
強拍は赤丸の1拍目と4拍目なので2番目の「ソ」が3つの中で一番大切です。
赤丸のソに重さを乗せて大きな2拍子で演奏しましょう。
青丸に強拍を感じてしまうと4分の3拍子に聞こえてしまいます。
クレッシェンドを利用するとうまくいきますよ。

第2巻 グループ1 第9番 第10番

 

10番だけを単独で弾くならそれほど問題はないのですが
9番から続けて弾くと10番を皆さん3連符でお弾きになられます(笑)。
4分の3拍子なので青丸ではなく赤丸の音が表拍の音ですね。
拍子記号は重要です。この曲を3連符、4分の2拍子で弾いてしまうと違う曲になってしまいます。

せいこ先生
せいこ先生

必ず曲を弾き始める前に「この曲は何拍子なのか?」ということを確認し、強拍の位置を把握してください。

 

 


楽譜を正しく読むためのポイントをしっかり押さえて、バーナムピアノテクニックのような単純な曲で譜読みの基礎力をしっかりつけてください。
すべての曲に通じていくことなので楽譜を隅々まで丁寧によく見る習慣をつけてくださいね。

 

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