1 森平 真由美

クライスラー 美しきロスマリン
2 桂 妙子
ベートーヴェン ピアノソナタ第8番 「悲愴」 第1楽章
小学時代、ベートーヴェンの伝記を読んで、読書感想文を書いてから、
早や60年が経ちました。
「悲愴」は、聴力が失われていく恐怖と絶望の中で
ベートーヴェンが生み出した傑作です。
私も加齢による指の変形や痛みに耐えて、また認知症とも闘いながら、
まさに「悲愴」の境地で、この曲を弾いています。
皆さん、どうか私の演奏を暖かく見守って下さい。
3 森田 千秋
ベートーヴェン ピアノソナタ第14番「月光」 第1楽章
「月光」の通称は実はベートーヴェン自身が付けたものではなく、当時の詩人の解釈に由来するものです。
私自身、特にこの1楽章を「月光」とはあまり捉えておらず、
「何か大きくて重いものを少しずつ前に運んでいく。つらさはあるが、でもそれがすごく嫌というわけではなく、やりがいや使命感のようなものもある」
といったイメージを持っています。
「この曲は葬送行進曲である」と解釈する人もいて、それに近いかもしれません。
苦悩や悲しみの中でも、それでも誰かや何かのために前に進む、すべきことを成し遂げようとする――
そんな「暗い中にある希望や意志、使命感」が
多くの人々が抱く「夜空に浮かぶ月光」のイメージとたまたま重なったのかなと推測しています。
そんな「使命感を持って何かを運んでいく」ようなニュアンスを表現できたらと思います。
4 山崎 敏子
熱情ソナタ は、私にとって難攻不落の険しい山を登る道のりでした。
黒い氷と炎を踏み越えた先に見えたのは、山の頂きに激しくスパークした天界からの光。
心に浮かんだ景色を抽象画風に描きました。

ベートーヴェン ピアノソナタ第23番「熱情」第3楽章
5 宮坂 悦子
ヘンデル ヴァイオリンソナタ第1番
1楽章 アンダンテはゆったりとしたテンポのプロローグのような楽章。
2楽章 アレグロは重音奏法を用いたフーガのような楽章
3楽章 アダージョは5小節の短い楽章
4楽章 アレグロは様々なリズムが次々と現れて華やかな音楽。
伸びやかな良い音で弾くことが目標です。
6 小野 巧人

パガニーニ ヴァイオリン協奏曲第1番 第1楽章
7 千石 さゆり

メンデルスゾーン デュエット
三善 晃 波のアラベスク
8 桐川 とわ
シューベルト 即興曲 作品90-2
右手のさらさら流れる音に、新緑の季節の「木漏れ日」をイメージして練習してきました。
若葉の間から光が差しこむようなキラキラとした序盤と、心の中の嵐を描いたかのような中間部との対比を楽しんでもらえると幸いです。最後まで、風のように駆け抜けたいと思います。
9 関根 綾子

バルトーク ルーマニア民俗舞曲 より
1.棒踊り 2.飾り帯の踊り 3.足踏み踊り 4.ブチュム人の踊り
10 志村 達久
ショパン 練習曲作品10-3 「別れの曲」
ムソルグスキー「展覧会の絵」より「バーバヤーガ」「キーウの大門」
今日、演奏する対照的な、ふたつの楽曲は、どちらも私が20歳頃に憧れて取り組んでいたものです。
それから40年以上経った今、これまででいちばん弾けるようになってきた感触があります。
どちらも私にとってライフワーク的な楽曲です。
別れの曲で有名なChopinエチュード10-3は、穏やかな曲想中に劇的な変化があって、弾いていると、いろいろなことが走馬灯のように思い出されます。
展覧会の絵は、ラベル編曲のオーケストラ版が有名ですが、私はオリジナルである、このピアノ曲の方に圧倒的な迫力を感じます。40年以上前に購入した楽譜の曲を今弾けることに少し誇りを感じています。